ゆにわ塾会員の実践記

ゆにわ塾での学び・実践お伝えしています

自然と人生と宇宙

今日、通っている教室で

こんな詩文を知った。

 

『寵児来たりて舞ひ 

蝉来たりて鳴き  

小鳥来たり遊び 

蟋蟀また吟ず

静かに観ずれば 

宇宙の富は  

殆ど三坪の庭に 

溢るるを覚ゆるなり』

 

 

これは徳富蘆花

『自然と人生』の一節。

 

先日みた

こがさんと茶肆ゆにわの庭師さんの

対談動画を思い出す。

 

茶肆ゆにわは数年前に一度行き、

ちょうど奥の和室に一人で座れた。

 

庭の自然を感じていると

音楽含めて

トランス状態になれ、

至福の時間だった。

 

その空気感はまさに三坪の庭に

宇宙の富が溢れると表現する

蘆花の文と空気感が

一致するなとも感じる。

 

最近は新しく大きな家を建てても

庭の管理が出来ないからと

庭をコンクリートで埋めるところも多い。

 

北極老人は

たとえ葉っぱ一枚でも持ったり

風を感じるだけでも全然違うと言う。

 

どんなに小さく少なくとも

自然を愛でる心があれば

そこに宇宙を感じられるんだろうな。

 

と、木陰で風を感じながら

これを書いています。

 

ちなみに、

蘆花が言うように

蟋蟀(コオロギ)は食するものではなく

吟じるのを観ずればいいようですよ。