ゆにわ塾会員の実践記

ゆにわ塾での学び・実践お伝えしています

最後の日も輝けるように

看取り士になりたいと思う時期があった。

 

映画「みとりし」のモデルになった

柴田久美子さんの著書を読むと

良い看取りが出来るために

病院のない離島に施設を立ち上げたそう。

 

つまり最後まで病気や老いと闘おうとする

医療行為が入ってしまうと

穏やかな看取りが出来ないということを

よく知っていたようです。

 

もし北極老人が看取りのための施設を作るなら

やはり同じように作るんじゃないかなと思う。

 

先日初めて行った自由診療の歯医者さんは

娘さんが難病となり、連れて行った病院の

ステロイド治療に疑問を感じた事がきっかけで

自身の歯医者も保険から外れる決断をされたそう。

 

ちなみに娘さんのステロイド治療をやめたところ

児童相談所から人が来て虐待だと言われたそう。

 

昨日、身近な人たちのお子さんが

何年も引きこもっていたり

薬依存になっていたり

不安症になっていたりと大変な状況にあることを聞き

なぜそんな子たちが増え続けているのかと考える。

 

ところで今日は精神疾患のある70代の方に会ってきた。

 

目に見えるその人は精神病的な行動をしていた。

でも、見えないその人の魂に語りかけてみた。

目は落ち着いていて耳も聞こえている。

 

すると、私の呼びかけに答えて下さった。

会話をするには相手の言葉が聞き取れない事が多く

それが残念だったが、でも会話をしようとはしてくれていた。

 

ほぼ寝たきり生活のその人。

でも魂はまだきっと最後の一日まで輝きたいはず。

 

ありったけの質問力を使ってみたが

まだまだ自分には乏しい質問力しかない。

 

北極老人なら、ゆにわ流ならどうするだろうか。

 

その人にはまた来月会う事になっている。

次はしっかりと祈り直し、

あたたかみと一緒に笑顔で行こう。

 

きっと笑顔になって下さると信じて。